突然起こるぎっくり腰!どんな痛みがぎっくり腰?
ぎっくり腰とは、突然に起こった強い腰の痛みを指す通称で、正式には急性腰痛症と言います。
痛みの程度は様々ですが、ひどいと激痛で立ち上がれないこともあります。
物を持ち上げようとしたときなどに痛めやすいのですが、朝起き上がろうと腰をひねったとき、顔を洗おうとして前かがみになったとき、くしゃみをしたときなど、日常の何気ない動作で起こることもあります。
ぎっくり腰はくせになる?ぎっくり腰の原因とその対処法
ぎっくり腰は、基本的には体、腰の筋肉が硬くなっている人がなりやすく、筋肉が硬い人が日常生活や運動時の負荷に耐え切れずに発症することが多いです。なかにはくせのようになってしまい、何度もぎっくり腰を繰り返す人も。
一口にぎっくり腰と言ってもその原因は様々です。筋肉の繊維が断裂した肉離れのような状態や、腰の骨(腰椎)の捻挫、関節の炎症、靭帯の硬化ことやなど原因はいろいろ考えられます。股関節の問題や骨盤の歪みなど腰ではない部分が原因のこともあり、なかには腰椎椎間板ヘルニアや内臓疾患など見た目ではわからない重篤な症状の場合もあります。
プロの鍼灸師が教える普段からできるぎっくり腰の対策、予防方法とは?
筋肉が硬くなっていて、ぎっくり腰になりやすい方は日常生活や仕事中の動作が少なく、腰に負荷のかかる姿勢で過ごしている傾向にあります。長時間の座りっぱなしのデスクワークや立ち仕事が多い方などがそうです。
同一姿勢が続くことや同じ動作の繰り返しばかりだと運動が不十分で体が硬くなってしまい、ぎっくり腰などの様々な筋肉、関節のトラブルを起こしがちです。
そこで対策としては、普段から体を大きく使うことを心がけ、同じ姿勢、同じ動作が長時間続かないように工夫することです。
座りっぱなしの方は30分に一度は立ち上がって歩いてみたり、椅子に適度なクッションを入れて骨盤の角度を調節することも有効です。立ち仕事の方は屈伸運動やストレッチをするなどして体が固まらないように努めましょう。
また、ぎっくり腰になりやすい方は腰の筋肉が硬くなっているのと同時に腹筋や下半身の筋肉が弱っている場合が多いです。できる範囲での腹筋運動など筋力トレーニングや全身のストレッチを行うことは腰痛予防、ぎっくり腰になりにくい体づくりにとても有効です。
日常生活においても、物を持ち上げるときは必ず膝を曲げてかがんでから持ち上げる、起き上がるときは一度横向きになってから腕の力を使って起き上がるなどの工夫をすることで腰にかかる負荷、ストレスを軽くしていくことも大切です。
ぎっくり腰になったらすぐ治す!治療を怠ると手術の必要が?
もしぎっくり腰になってしまったら、まずは安静にしてください。そして可能な限り早めの医療機関の受診をおすすめします。早めに治療を開始することで早期の治癒が見込めるうえ、慢性的な腰痛に移行していくことを防ぐことができます。
通常、安静にして湿布を貼る、コルセットをして過ごすだけでも2~3日で動けるようになり、1~2週間で痛みが取れることが多いです。
しかし積極的な治療をせずに放っておくと、治癒までに時間がかかって慢性的な腰痛になるばかりか、短期間で再発したり、もっと重篤な症状へ移行していくこともあります。腰だけでなくお尻や太ももの後面に痛みが出る坐骨神経痛と呼ばれる症状が出たり、足や足の指先がしびれてくることもあります。そこで詳しく検査してみると実は腰椎椎間板ヘルニアを発症していたり、腰部脊柱管狭窄症や腰椎分離症、すべり症などの腰の疾患だということが判明することもあります。高齢者ですと、腰椎の圧迫骨折も考えられます。
こうして悪化していくと、マッサージや整体、理学療法、鍼灸などの保存療法では追い付かず、最悪の場合手術をしなければならないことにもなりえます。
病院?整体?鍼灸院?その場の痛みから再発防止治療を行うみどりの鍼灸治療院
ぎっくり腰で病院、整形外科を受診した場合、レントゲンやMRIなどの画像検査が行われ、その結果に応じて湿布や痛み止めなどが処方されます。温めたり冷やしたりする理学療法も検討されるでしょう。
当院のような鍼灸治療院、整体院ですと画像による診断はできませんが、問診や徒手検査による詳しい病状の把握、筋肉の硬さ、動作の問題点などを見つけ出し根本的な腰痛の完治を目指します。
当院では整体治療、鍼灸治療を組み合わせて治療を行っています。
特に鍼灸治療は筋肉や関節の痛みの治療には有効とされており、ぎっくり腰、急性腰痛症に対しての治療効果は高く、早期の回復が見込めます。
また、当院の腰痛治療は痛みが取れて終了ではなく、姿勢不良の改善や日常生活における注意点の指導などで慢性的な腰痛や、より重篤な腰痛症の回避を目指します。
もしもぎっくり腰になってしまったら、大阪市都島区にありますみどりの鍼灸治療院にご相談ください。